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2013年12月

アソビズム長野ブランチプロジェクト その4

前回からのつづき

飯田館の2階、客室押入れの天井の一部から天井裏を覗くと、そこにはトラス構造の小屋組みがありました。
門前界隈の旅館や倉庫建築によく見かけるこの構造は、内部に柱がない大きな空間をつくることができます。

解体工事前の飯田館の2階は多くの小さな部屋に小分けにされていましたが、この小屋組みを確認できたので、壁を取り払い、執務室を大きな一つの空間にすることが可能だと判断できました。



あわせて、このトラス構造も空間を特徴付ける要素として是非見せたい!
ということで、天井を取り払い構造を露わにしちゃいました。

と、そこには何ともダイナミックな空間が出現。
空間の変容ぶりに、一同一気にテンションが上がります。

現場を見ながらトップライトやサイクルファンの最適な位置を検討できるのもリノベならでは。
光の入り方や、空気の流れなども、机の上で考えるのではなく、現物を見ながらだから間違いがありません。



屋根断熱と天井板を張って、部屋の奥まで陽が入り込む、とっても気持ちのいい天井のできあがり!



次回はCAMP不動産的OAフロア?編へとつづく


アソビズム長野ブランチプロジェクト その3

【CAMP不動産】アソビズム長野ブランチプロジェクト その3

前回からのつづき

前回のブログを読んで、アソビズムの大手さんが、以下のようなコメントをお寄せくださいました。

「今回、本当に設計図も完成予想図もなしでのスタート。共有したのは軽いラフスケッチと、コンセプトだけ。
これまでのオフィス作りではあり得ないやり方で、正直不安の方が大きかったですが、考えてみれば、僕らのゲーム制作も、コンセプトを決めたら後はひたすらビルド&クラッシュで、仕様書など作らずに進めていきます。その方が観念や余計な重力に引っ張られずに、素直に核の面白さだけを考えて進める事が出来るからです。
そう考えれば、リノベーションの様なアドリブが入り込む余地のある建築スタイルでは、この方法が寧ろ適しているのかもしれませんね。」


大手さんにおいては、さぞかし不安であったろうなと思います。
しかし最終的には、分野は違えどクリエイティブな仕事をされている方に、モノづくりという点で共感していただけたのならうれしい限りです。


さて、いよいよ工事が始まります。
先ずは、解体工事から。

設計者は、解体業者に、どこを解体してどこを残すか図面で指示することが一般的ですが、CAMP不動産では、解体現場で要るものと要らないものを判断して、どんどんしるしを付けていきます。
〇は残す。×は壊す。△はそっと外して、再利用。
至る所にしるしが描かれたテープが貼られていきます。



おぼろげな平面プランはありますが、そもそも詳細な図面がないのですから、現場で思考が止まることがありません。
壊しながら考え、つくりなががら考えます。
その都度、クライアントの用途要求に対して最適最前と思われる方針を見つけ出し、どんどん施工していきます。





解体工事が一通り済むと、空間のボリュームが見えてくるので、よりその先をイメージしやすくなります。

つづく


アソビズム長野ブランチプロジェクト その2

【CAMP不動産】CASE2 アソビズム長野ブランチプロジェクト その2

前回からのつづき

リノベ物件を飯田館に決めるまでには、アソビズム代表取締役の大手さんに、幾つかの物件を見ていただきました。
長い間、放置されていた空き家たちは、よほど想像力を豊かに、そのまなざしを向けない限り魅力的には映らないと思います。
ましてや建築を専門としない方にとっては、なおさらだと思いますので、大手さんには、よくご決断して下さったと感謝しています。

さて、様々な理由から、桜枝町にある元旅館だった建物の飯田館をアソビズム長野ブランチとしてリノベーションすることがほぼ決まり、現況調査と実測を経て簡単な平面図を描きました。



それをもとに、大手さんからの要望を整理しつつ、場所の使い方の簡単なスケッチを数枚描いてイメージの共有を図ります。



その他、建物のスペックについて打ち合わせを重ね、ある程度内容が見えてきたところで、概算を提示して工事が始まっちゃいます。

相変わらず、この時点で詳細図面がありません(汗)

つづく。


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