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2009年03月

ツリーハウス製作その2

残りのツリーハウスの外壁パネルを製作。
新メンバーの羽鳥さんと青木さんにも早速フレーム製作を手伝っていただきました。


さらに本日は待望の大工の中村さんの応援が入り、想像以上のスピードで壁が組みあがってきます。
やっぱり大工さんはすごい。

その他にも製作応援に駆けつけてくれたみんなの手で、あっという間に6枚のパネルが出来上がり!


6枚揃えば、してみたいよね仮組!ということでパタパタパタと六角形に。


おお~。でかい。ちょっとでかすぎたかな。
ま、ここまで来たら突っ走るだけ。6面全部組み終わって記念撮影。
金づちを持つ寝起きの一名を除いて、みんなちょっと誇らしげ。

あとは、垂木やベースの部材を切り出せばとりあえず準備OK。
次回の課題はTOiGOにこのツリーハウスの実物展示をすること。

さ~て、どんな風に展示しようか?そもそも、展示できるまでに至るのか?
幾ばくかの不安を抱きつつも、いつでも見切り発車の木'Sです。




ツリーハウス製作その1

いよいよツリーハウス製作が始まりました。
先ずは材料の荷降ろしです。

中村建築研究所の若林さんが、お寺の改築工事の際に出た厚板や建具を大量に持ってきてくれました。思った以上に立派な材料ばかり。早朝から準備してくれた若林さんありがとう。とにかく新しい材料は一切使わず、すべて捨てられてしまうはずの廃材を使うこと。木'Sにとっては、それが結構大事なコンセプトです。

早速建具は今回のツリーハウスに採用決定!
木'Sのツリーハウスは大雑把なイメージだけをみんなの頭の中に入れて、あとは今ある材料をその場で工夫してつくりあげることを方針としています。だからフレームを建具に合わせて作っちゃう。これも即興のものづくりの楽しさです。廃材だった両開きの窓は、何となくみんなのノリで、横にして跳ね上げ式の窓にしちゃいます。

フレームの上下は原田さんの提案で、最後に六角形にするためにあらかじめ斜めにカット。
大雑把で良いと言いながらも、その辺りはみんな一応建築のプロらしいこだわりです。

試行錯誤しながらも約1時間ほどでフレームが完成!

次は外壁にする板の貼り付け準備。
え~と釘どうしようか?といったところに出てきた錆びた釘。もう大工さんが錆びてしまって使わなくなった釘ですが、木'Sのツリーハウスにはぴったり。

外壁解体材から出てきた野地板に使われていた板を鎧(よろい)張りにしていきます。
古い野地板の色味が良い味を出しています。

壁一丁あがり!作業時間は、ここまで約2時間。
つくりながら反省して改良して実践してるので、次はもっとスピーディーかつ更にカッコよくつくれそう。
今後この様な壁パネルをあと5枚(合計6枚)つくる予定です。


ひなまつり



もともと、「ひな」というのは人形のことを指す言葉らしい。 
人形「ひとかた」で自分の体を撫でて、災いや身のけがれなどを人形にうつし、川や海に流す、いわばお祓いの道具として使われていたようだ。それが室町以降に座りびなになり、室町時代からは部屋の中で飾って鑑賞するためのお雛様がつくられるようになったと伝えられている。つまり500年以上前からこの伝統的な日本の行事は、この季節(正確には和歴の3月。現在の4月頃)の日本の家屋を華やかに演出し続けているということだ。

現代においては、狭い居住面積や限られた収納などといった住宅事情から、大きなひな壇飾りを、飾っているお宅も少ないのではないかと思う。また飾りつけが少々「めんどくさい」というのもひな壇飾りを敬遠してしまう理由でもあるだろう。そういう家庭でもクリスマスツリーは飾りつけたりしていたりして。。。

でも、改めて、ひな人形をインテリアとして眺めた時、これほど美しいアートワークはないのではないだろうかと思える。しかも期間限定としているところが、弥が上にも気持ちを盛り上げる。これも日本家屋のシーンにとって、とても大事な要素なのです。


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