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長野市民会館 市民ワークショップにて思うこと。

7回目を終えた市民ワークショップ。
当初約40名の参加者がいましたが、先日のワークショップはついにその半分となってしまいました。

当然のことですが、市民ワークショップの中でも市民会館の在り方については様々な意見があります。

でも、長野市が文化芸術の拠点になり、まちに賑わいが生まれ、楽しく、
生き生きとした暮らしができる長野になればいいなと思う気持ちはみんな同じです。

たとえ、建設に反対の人でも、長野が活気あふれる元気なまちで、
子供からお年寄りまで生きた音楽や演劇に触れる機会がたくさんできるのならば、
その点のみに関しては異論がないんじゃないでしょうか。

こんなまちになればいいな!という希望の話をすれば、
建設反対派も賛成派も大きく違わない方向を見ることができる。

だけど、長野が魅力ある文化芸術の拠点となるための方法が、
スクラップアンドビルドによる再開発で基本構想にあるような
巨大施設を建設することのみでしか実現しないのか?
ということは、もっと議論するべきだと思うのです。

最近の建設予定地をめぐる問題は、市民ワークショップの中でも戸惑いが出ていますし、
逆にホールの在り方を考えるワークショップに建設地は関係ないと言う方もいます。

ただ、言えることは、この建設予定地にまつわるゴタゴタが、
市民ワークショップにおいて基本構想そのものについて
疑問や思いを巡らすキッカケになった事は良かったということです。

ここにきて、市民ワークショップでは、長野市内にある既存のホールを視察しています。
権堂地区だけとっても東街区の隣にある「しなのき」を始め、
アーケード中央には映画館の「相生座」、西には「北野文芸座」があります。
新しい市民会館は、こうした施設との機能分担することだって考えられるし、
もっと広い視野をもてば、権堂地区全体をまちごと市民会館として再編したら
面白いんじゃないかという意見も出ています。

例えば、東街区の客席規模は800席程度に抑え、サブホールや付帯機能は、まち中に分散させる。
アーケードのシャッターを下ろしてしまった店舗はガラス張りのスタジオや
リハーサル室や楽屋に変わり、増えすぎた空地や駐車場にはライブハウスや小演劇場が建ち、
アーケードのいたるところで演奏や演劇などのパフォーマンスが見れたらどんなに楽しいだろうか。

市民ワークショップで出された意見が、どれほど今後の市民会館の方針に
反映されるのかわかりませんが、市民自ら夢や希望を語らなければ、
やはり何も変わっていかないとも思います。

8月26日(木)に、長野市が主催する市民説明会があります。
まちで夏祭りが行われる日に合わせたのだろうか?
と、ちょと勘ぐってしまいますが、都合の付く方は参加してみませんか。

市民説明会の開催
日時 8月26日(木)午後7:00~
会場 勤労者女性会館しなのき2階多目的ホール(定員300名、申込不要)


起らなかった世界についての物語



僕らの仕事は、常に「起るかも知れない世界」を夢想している職業だし、
膨大な「起らなかった世界」があったことも身を持って経験してきている。

現実になるかならないかは、実は些細なキッカケや小さな行動が発端だったことも知っている。

どんな未来にしたいかは、それがどんなに現実離れしていようとも、
いまの僕たちにしか描けない夢を、めいいっぱい描くことが大事だという著者の言葉に、
あらためて勇気づけられた一冊です。


施設見学会



昨日、長野市民会館市民ワークショップの施設見学に参加してきました。
今後の施設機能を考える上で、既存の市内公共ホールの施設見学を行おうという主旨のもと、
市内11ヶ所の主なホールのうち、駆け足で4ヶ所のホールを見学したり、
運営スタッフのお話などを聞いてきました。

中には「いつの間にこんな施設が建ったの!?」という建物もあり、
ほんとに新しいホールが必要なのかという根本的な問いから始めることも、
無意味じゃないと考えてしまいます。

加えてどの施設を見ても、周辺の交通や駐車場、敷地の広さの問題が浮き彫りにされて、
現在の候補地である権堂の東側街区では、渋滞を引き起こしたり、安全上の観点からも、
市民会館の立地は困難じゃないかと、あらためて感じてしまった見学会でした。

写真は、今年開館したばかりの東部文化ホール(柳原)

アーキクラブ信州展示会



アーキクラブ信州は、信州の風土に根ざした建築を創造していきたいと考えている建築家の集まりです。
ただ今INAX長野ショールームにおいて、アーキクラブ信州北信メンバーの展示会を開催しています。

シーンデザイン一級建築士事務所も参加し、
各建築家がつくったポストカードなどは自由にお持ち帰りいただくこともできます。


入場無料ですので、身近な建築家の仕事を知るキッカケとして、夏休みに是非お出かけください。

借りぐらしができる家

先日、夏休みが始まった娘を連れて、映画「借りぐらしのアリエッテイ」を観てきました。

借りぐらしのアリエッティ公式サイトより

床下に住む小人たちは、人間の世界から少づつモノを借りて生活をする”借りぐらし”をしています。
小人は人間に気付かれることなく、生活に必要なものを”借り”てきて生きているのです。

小人のアリエッティとその家族が借りぐらしをしている家は、おそらく大正から昭和初期ごろの近代住宅。

ジブリ作品に出てくる住まいは、いつも活き活きとした楽しい雰囲気と
何とも言えない安心感が描かれていて、こんな家に住みたいなぁと思わせてくれます。

借りぐらしが出来る程の”スキ”と言ったらよいのだろうか。

たとえデザインされたモノでなくても、住む人が持ち込む家具や調度品を
受け止めてなお、絵になるおおらかさと調和みたいなものが常に感じられる。

素敵な佇まいを保ちつつ、そこに住む人の世界観が垣間見れる住まい。

最近よく見るスキがない建築は息が詰まってしまいます。

いろんな物語が入り込む余地がある建築を設計していけたらなと思いました。

さくらびアート2010

学校を美術館にしよう!というテーマで中学生たちと作家がコラボをしてアートをしていく、
さくらびアートプロジェクト”が始まりました。

ボンクラの数名は去年も同じプロジェクトに参加させて頂いておりましたが、
今年はボンクラと中学生がコラボしてアートをつくっていきます。

ボンクラと一緒にアートをつくるのは、五人の元気な女の子チーム。
子供たちのつくりたいアートについて具現化していく作業をサポートしていきます。

学校に不思議の国のアリスの世界をつくりたいという子供たちと選んだ場所は、
校舎を飛び出した昇降口横の庭。

その昔、お茶室もあったというこの庭にアリスの世界がつくれるのか?
いまのところどうなるのかさっぱり見当もつきませんが、
とりあえず掃除しましょう!というのがボンクラ流。



涸れて土が堆積した池をきれいにすることから始めました。
そうすると土の下から玉砂利が出てきました。

先ずは目の前にあるものをよく観察するために掃除は大切です。
次回は、具体的にどんなものがつくれるのか構想を練ります。

松本・茅野見学会

先週の話題になってしまったけど、長野市民会館市民ワークショップの県内施設見学に参加してきました。
見学先は、まつもと市民芸術館茅野市民館



普段見る事の出来ないバックヤードも見せていただき、
管理運営をされている方々の声を直接聞けた事は当然ながら参考になった。



どちらも、市民参加型の文化活動がちゃんと根付いている様子がうかがえた。
市民サポーター制度や市民キャストによる舞台など、
市民自らの事業を行う事で地域のアイデンティティーを高めていく活動が行われている。
建物単体のあり方や運営が、広くまちや市民の考え方や生き方に少なからず影響を与えている。

もし、新しい長野市民会館の建設がそうした自発的な市民の活動のキッカケになるのなら、
もし、市民が自ら地域のアイデンティティーを高める事に目覚めるキッカケになるのなら、
新しい長野市民会館は必要なのだと思うことができた。

おもてなしのまち

昨年から参加している小布施見にマラソンに今年も参加してきました。

実は、昨年立ち上げた有限責任事業組合 bonnecuraのメンバーのほとんどが、
このマラソンの打ち上げで意気投合した人達で構成されているます。
そんな訳で、自分にとっては思い入れのあるマラソン大会になりました。

昨年、このマラソンに出場した動機は、マラソンが好きだったからではなくて、
小布施のまちをあげてのイベントと、町民によるおもてなしに興味があったからでした。

コースのあちらこちらで、声援を送ったり、果物を配ったり、水を浴びせてくれたり、
走っていてとても楽しいマラソンです。

まちが一体となって、どうしたらみんなに楽しんでもらえるか本気で実践している様は、
来年も是非参加したいと思わせてくれます。

マラソンの結果は。。。
昨年の自分の記録には勝てました。

来年は更に良い記録を出してみたいと思います。

建築士会まちづくり研修旅行~長浜黒壁編その3~

株式会社庵(Iori)の長浜黒壁での展開を視察した後は、この研修旅行に参加してくださった、
長野県短期大学の築山先生に案内をしていただきました。
なんと築山先生は長浜出身ということで、観光案内には載っていない情報満載で、
長浜のまちに親しみが湧くようなお話がたくさん聞けました。



怪しげな御店が並ぶ屋台広場?や黒壁のお寺、



曳山を収納しておくための、長浜ならではの大きな蔵など、長浜の街並みを堪能しました。

100年目の出来事

本日、KANEMATSUの蔵2で行われたライブの様子。



なんと書家の川村龍洲先生とのコラボです。




KANEMATSUの蔵は、今年でちょうど100歳。

川村先生が書いてくださった字は「遊」と「戯」でした。

新しい形の「仕事」場としてbonnecuraが改修をしながら活用しているKANEMATSU。
そのKANEMATSUで起った100年目の出来事はとても興味深いものでした。

きっと「遊び」は「仕事」の中に付帯的に表れるものであり、
「遊び」と「仕事」を「消費」と「生産」のような二項対立として捉えずに、
「仕事」の側に従来の「仕事」とは異なる形で踏み込んでいく事ができれば、
新しい働き方が見えてきそうな気がします。

建築士会まちづくり研修旅行~長浜黒壁編その2~

京町家ステイ事業を京都で展開している株式会社庵(Iori)が手がけた物件が黒壁にあり、
そこで昼食をとった後、同じく庵が改修して誰もが利用・滞在できる町家を見学しました。



美しい日本を残したいとするコンセプトのもと、改修された町家は古い美しさはそのままに、
現代の住まい手になじむ快適な工夫を加え「住み続ける形」で残しています。



一棟丸ごと貸し出すといった仕組みにも注目です。

建築士会まちづくり研修旅行~長浜黒壁編その1~

長野県建築士会長野支部まちづくり委員会が主催した研修旅行
「黒壁」と「空堀商店街」に行ってきました。
「黒壁」と「空堀商店街」はどちらも古い街並みや建物の価値を再発見し、
活き活きとしたまちにしていこうと活動をされている場所です。

また、単に古いものを残すだけの再生ではなく、古いものと新しいものを
混在させながら魅力を創造していこうとする取り組みも両者に共通した考え方です。



黒壁は、明治期に建てられた『黒壁銀行』『大手の黒壁』の愛称で親しまれていた建物を活用し、
中心市街地の活性化を目的に設立された第3セクター株式会社。

地場産業とほとんど関係のない「ガラス」に着目して、ガラス文化の追求と事業化により、
今ではガラスのまちとして年間200万人以上の観光者が訪れるほどになっています。

伝統地場産業にとらわれず、既存民業を圧迫しないまちづくりをしていくという
発想で成果を上げていることがたいへん参考になりました。

須坂に曳家あり!

昨日、箱清水の堀建築設計事務所の堀幸一さんのお誘いで、須坂にある円了寺というお寺の曳家(ひきや)工事を見学してきました。

曳家とは、建物全体を壊さず丸ごと移動してしまう古くからある工事の名称で、
現在ではあまりお目にかかることが少ない工事なので間近に見学できるチャンスは貴重です。

須坂の金田工業所の曳家職人の息の合った作業でコロを送りながら、親方一人の力でゆっくりと大きな本堂が動いていきます。



職人の技術はとても高いのは言うまでもありませんが、原理としてわかりやすい工事なので見ていて楽しい。
昔はこの曳家が老若男女が見守る地域の一大行事であったに違いない。

それに比べて最近の建築工事は、素人目には何の作業をしているのかわからない工事が多いのではないだろうか。

わからない事が多いと出来上がったものに愛着が持てず、数十年で建て替えようと思ってしまうのも無理はないような気がする。

聞くところによると円了寺の本堂は建立から既に約250年の歳月が経っているそうだ。

「どのようにつくるか」ということとも大事だけど、そのつくった頃の記憶が薄れてきたら「どのように残すか」という点で”曳家”という保存方法は、人の気持と建物を超長期に渡って繋ぎとめるしくみのひとつなのだと思った。

時間を織る

昨日、ボンクラメンバーで草木染めと手織りの仕事をされている江沢正雄さんの「種まく人工房」にお邪魔させていただきました。

江沢さんとは今年4月に行われた小布施境内アートで初めてお会いして、その仕事にとても魅力を感じたのがキッカケでした。

是非工房に遊びに行きたいとなかば強引にお願いしたにもかかわらず、私たちにとても丁寧に楽しいお話をたくさんしてくださいました。

「草木染めと手織り」というと、なんとも牧歌的なイメージですが、とても科(化)学的な考察を加えながら説明をしてくださる江沢さんのお話は、どちらかというと理系の自分にとって興味深いお話ばかりです。



「時間を織る」とは江沢さんの言葉ですが、それ以上に江沢さんの仕事が、気の遠くなるような長い時間繰り返された人間の試行錯誤や経験も一緒に織り込んでいると実感することができました。

機会があれば、またゆっくりお話を聞きたいです。

江沢さんありがとうございました。

ケヤキの下で夏の縁側物語

先日「ケヤキの下で夏の縁側物語」と題した縁側体験イベントが井上醸造さんで行われました。



改修した長い縁側のある家を舞台にした、
木工ワークショップ、井上醸造さんからのお話やお味噌料理の振る舞い、
主催者さんのスライド上映会や高山賢人さんの二胡演奏、



たくさんの人との出会いや会話、ハプニングとしては最高のタイミングだった打ち上げ花火、
裾花川のせせらぎや、涼しい風と共に聞こえる葉擦れの音等々。。。

体験した人すべてにとって、とても記憶に残る最高のイベントになったと思います。

傾いてしまった傷みのひどい家を改修した井上醸造さんの取り組みは、
この催しで起こった事以上に、これからたくさんのモノやコトにつながっていきそうな予感を抱かせてくれました。

蔵マップづくり

先日、建築士会長野支部まちづくり委員会で活動している、
蔵マップづくりに参加してきました。
長野市門前に残る土蔵をとにかくマッピングするという作業ですが、
同時に、まちをじっくり見ながら歩く良い機会となり、
これまで、気付かなかった場所や建物を再発見する面白い活動となっています。



今回は権堂周辺の飲み屋街を中心に、こんな機会でもなければ、
うろうろ歩けなさそうな怪しげな場所を調査しました。
まだまだ身近なところに異世界があります。

縁側とケヤキ

今日は妻科にある老舗のお味噌屋さん、
井上醸造さんを見学させていただきました。



井上醸造さんには家を持ち上げてしまうほどの
樹齢300年を超える大きなケヤキの木があります。

この巨木に抱かれている築160年の家は
長い間、倉庫として使用していたようですが、
この度、井上さんは思いきって改修の手を入れられました。

→改修の様子は施工をされた守谷建工さんのHPで。



復活した縁側に座ると、梅雨の晴れ間の爽やかな風が通り抜け、
裾花川のせせらぎの音がとても心地よい。

家のほとんどの柱はケヤキの木によって斜めに傾いていますが、
樹齢300年の巨木の下に居ると思うと不思議と安心感があります。

今回、井上醸造さんが行った”縁側とケヤキ”をテーマにした改修には、
内と外、家と木、人と自然、等々。。。もともと空間や環境を仕切る
意識が希薄な日本人の感性を強く感じ取ることが出来ます。
きっと、それが”居心地の良さ”に繋がっているのでしょう。

その後、ほとんど手作業な味噌造り工程も見せて頂き、
お味噌の奥深さに感心しつつ、お味噌が食べたくなっちゃいました。

井上醸造さんありがとうございました。


↓来週7月3日(土)には、この縁側でイベントがあります。

けやきの下で夏の縁側物語2010




ツリーハウス1年満期検査



飯綱にツリーハウスつくってから1年が経過しました。
小さなツリーハウスですが子供たちには人気なようで、
先日様子を見に行ってきました。

廃材を集めてつくった簡易的なつくりに加えて、
飯綱の風雪によって1年もつかなぁと思っていましたが、
そこそこしっかりしているようです。

板張りの色合い等は、周りの環境に馴染んできてとてもいい感じです。

若干の外壁の損傷がありましたが、あと1~2年は大丈夫かも。

興味のある方は是非見に行ってみてください。

場所は飯綱オーガニックリゾートのキャンプ場の中。
(スライダーがある駐車場に面した林の中です)

PS音楽気候



先日、長野ピーエスさんが主催するイベント
「L'aria fresca 新鮮な空気」に行ってきました。
これまで設計でよくピーエスのパネルヒーターを
使用してきましたが、改めて輻射冷暖房がつくりだす
環境の快適さを体感できました。

自分の家にも欲しいなぁ。

蔵春閣コンバージョン



お隣の事務所の広瀬さんから、
信大生の設計製図課題で蔵春閣のコンバージョンをテーマとした講評会が
蔵春閣で行われると聞いて行ってきました。
軽い気持ちで顔を出したのですが、自分もゲスト審査員となる羽目に。。。

”やりたいこと”をあっけらかんと表現する学生たちにどんな評価を下すべきか。
「現実はさぁ。。」と言いたい気分もあるけれど、
実はそんな学生をうらやましく思っていたのでした。

工芸の五月

クラフトフェアまつもとへ行ってきました。
毎年五月を工芸月刊として、松本を中心に美術館、
博物館、クラフトフェアなど50の会場で工芸の企画展が開かれる大きなイベントです。
なかでも、クラフトフェアはあがたの森公園に250名を超えるクラフトマンが集まり、
作品の展示・販売や、ものつくりの実演などが行われています。



展示・販売されている作品はどれも魅力的なものばかり。

時間いっぱいまで会場で作品を見たり、お話を聞いたり、購入したりしたあとは、
松本美術館で行われている三代澤本寿生誕101年展へ。

一日中工芸に囲まれた幸せな時間を過ごしました。
たまには、こんな日もないとね。



”もんけん”はじまりました。


門前研究会略して”もんけん”がKANEMATSUで行われました。

”もんけん”が始まった経緯や考えていることについて詳しくは、
「ボンクラの日記」や「マゼコゼ日記」をご覧ください。

話し合ったテーマには、知らない事もたくさんありました。
後日まとめて報告したいと思います。

次回のもんけんは6月25日(金)19時~KANEMATSUにて行います。
(基本毎月第4金曜日の19時から)

記憶を紡ぐ



東京出張のついでに、今年の4月にオープンしたばかりの
三菱1号館美術館に行ってきました。

建築家ジョサイア・コンドルとその愛弟子の曾根達蔵によって
設計されたこの建物は、今から約40年前に取り壊されたのですが、
このほど構造、設備など安全設備は最新のものとして、
当時の図面や写真をもとに限りなく忠実に復元されました。

使われた230万個の煉瓦は、当時と近い工法で現在も煉瓦をつくっている
中国の工場から運んで手作業で積むなど、その徹底ぶりは相当なものです。

まちの記憶を建築が紡いでいくひとつの方法(考え方)として
よくあるハリボテ復元建築とは違う、
とても興味深い建築と思想だと思いました。





くろもじの木


先日、設計した住宅の植栽工事にあたり、木を選びに造園畑に行ってきました。
その中にあったくろもじ(黒文字)の木。

よくお茶席ででてくる楊枝に使われている名前ですが、
実はこの木の名前だそうで、樹皮を剥ぐと柑橘系のとても良い香りがします。

庭木にこうした”使える木”があるとちょっと楽しい。

長野市民会館の記録を残そう!



あと1年で閉館が決まっている長野市民会館

今のうちに市民会館の事について様々な観点から記録を残しておきたい!
門前研究会(もんけん)で、そんなことを思う様々な分野の有志が集まり、
とりあえず新しい館長さんに会いに行きました。

今年度から長野市民会館の館長さんは指定管理者Dynamics(ダイナミクス)の、
笠原亜希子さんが就任されています。

50周年の節目を迎えると同時に、
その役目を終えることになってしまった長野市民会館の最後の館長さんです。

これまで、長野市民会館の館長さんが誰なのかなんて気にも止めませんでした。
そればかりか、館長の存在さえもわからないくらいでした。

でも今年度は長野市民会館の館長としてちゃんと顔が見えるのです。
これは結構大事なことで、建物にも親しみを感じさせる要因になる筈です。

早速、笠原館長に改めて館内を案内していただきました。

ボンクラの散歩のバックヤードツアーではお見せできなかった、
隠し部屋やお風呂等も見させていただき楽しかった。

そして、なんとDynamicsさんでは今後市民会館内で飲食が出来るようにしたり、
夏にはホワイエでビアガーデンを企画中とのこと。
実現したらすごく楽しそうです。市民会館で大カラオケ大会も夢じゃないかも。



座席の順番が”いろはにほへと…”なホール客席も今日はじっくり見学できました。

ひと通り見学した後は、みんなで今後の活動について話し合いました。



目標は、長野市民会館の記録をまとめて出版物にしたい。
先ずは資料収集から始めます。
たくさんの人からの市民会館に対する思い出やエピソードも集めたい。

Dynamicsさんのご好意で、これからの会議には長野市民会館のスペースをお借りて行います。

せめて長野市民会館の最後の一年が、たくさんの人の記憶に残るものになったら素晴らしい。
もしも、そんな想いをお持ちの方がいましたらご連絡ください。








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make your work!



先日、D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO by COTOで出会った本です。

最近、ますます「仕事とは何か」ということを考えることが多かったので、
興味深く読ませていただきました。

本書は次のような、まえがきではじまります。

  たとえば安売り家具屋の店頭に並ぶ、カラーボックスのような本棚。化粧版の仕上げは側面まで、
  裏面はベニヤ貼りの彼らは、「裏は見えないからいいでしょ?」というメッセージを、語るとも
  なく語っている。建売住宅の扉は、開け閉めのたびに薄い音を立てながら。それをつくった人た
  ちの「こんなもんでいいでしょ?」という腹のうちを伝える。(中略)

  人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに探し求め
  ている生き物だと思う。(中略)「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを
  手にする人の存在を否定する。(中略)この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、
  世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。多くの人が「自分」
  を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がるわけだが、同じ構造で
  逆の成果を生み出すこともできる。


建築という ものづくりに携わる者として、今の社会を嘆く前に、
自分の仕事は世界を変えるひとつの要因と成り得ているか。
そう考えさせられる本でした。

ファーマーズマーケット in NAGANO

D&DEPARTMENT PROJECT NAGANO
ファーマーズマーケット in NAGANO
 に行ってきました。



実家が農家でもあるグラフィックデザイナーの轟兄弟によって、
農業×デザインの可能性が提案されています。

アスパラベーコン包装のデザインには感激です。

長野には美味しいものがたくさんあるから、
こうしたブランディングでもっともっと長野の農作物が
新しい価値をともなって注目されると面白い。

ランチは期間限定のアスパラガスを使ったクリームパスタ
こちらもとても美味しかった。

ファーマーズマーケット in NAGANOは
D&DEPARTMENT PROJECT NAGANOで明日まで。


あと片付け



今日は、先日の小布施境内アート×苗市のあと片付けをしてきました。

ボンクラが製作したりんごの小枝を編み込んだオブジェは、
境内アート期間後も展示されていましたがようやく解体の運びとなりました。

長期間の展示を許して下さった玄照寺の住職さまありがとうございました。

そしてなんと、山門の下に吊るされていた大玉は壊さないで保存することとなりました。

重ねて住職さまありがとうございます。



またどこかでお目にかかれる事があるかもしれません。

モダンリビング リノベーション大特集



モダンリビング 2010.5月号の特集は、
「直す」のではなく「つくる」建築家に頼むリノベーション

中古住宅を買ってリノベーションすることは、決して消極的な選択肢ではなく、
むしろ「自分の暮らし」に合わせて既存住宅をカスタマイズすることの方が、
新築住宅を買うよりも豊かな環境を得られるのではないかと思う。

建築家によるリノベーションとはどんなものか。
興味のある方は是非読んでみてください。


蚊里田神社の春の祭礼



今日は自宅近くの蚊里田神社の春祭りです。
蚊里田さんのお祭りではいつも苗市が開かれるので、
KANEMATSUの小さい庭に何か植えようと思い、出掛けてきました。

たくさんの屋台が出て、大勢の人で賑わう祭りは
いくつになってもわくわくします。



そんなこんなで境内をうろうろしていると、
どこかから呼び止める声が。

ナノグラフィカのたまちゃんと清水さんでした。
珍しい所でお会いしますねと尋ねたところ、
なんでも奉納こども相撲を見に来たとか。

そういえば、ここ蚊里田さんのお祭りでは、
毎年こども奉納相撲が執り行われています。

その後も、歴史の町長野を紡ぐ会の小林玲子さんや小林竜太郎さんにお会いし、
同様にこのお祭りの価値を教えていただきました。



現在では、長野のお祭りで奉納相撲が執り行われているのはほとんどないそうで、
蚊里田神社のお祭りは、貴重なお祭りとなっているようです。

地元に長年住んでいると身近な価値には、
なかなか気が付かないものです。


さて、苗市ではレンギョウを買いました。
早速、KANEMATSUの小さな庭に植えました。



レンギョウの花言葉は「希望の実現」。

門前と農村を豊かに繋いでくれますように。


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